自信がない、この想いどこまで抑えられるか・・・
人物 | ファン・リーレン |
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漫画名 | 花咲ける青少年 |
コミック | 第7巻 |
タイトル | 20話『ターニングポイント』 |
リーレンがいままで花鹿への想いを隠して兄の立場に甘んじてきた自分に苦悩する。
花咲ける青少年とは
アメリカに本拠を置く世界的大企業のバーンズワース財閥。
代でその財を築き上げた現会長ハリー・バーンズワースの一人娘である花鹿は、幼い頃に誘拐されかけたためにカリブ海にある孤島で10年余りのあいだ世間から幽閉同然に隔離されて過ごしていた。
だが彼女が14歳になったある日、世間に出ることを許され自らの希望で母の母国である日本の中学に通いだす。
しかしそれから1か月後、花鹿は突如ハリーからアメリカに呼び戻される。
久しぶりに顔を合わせたハリーは、花鹿に「おまえは重い宿命を背負っており、世間から隔離して育てたのも本当はその宿命のためだ。」と告げる。
そしてその宿命とは何かと問いただす花鹿に対して、ハリーはいきなり「ゲームをしないか。」と持ち掛ける。
そのゲームとは、これから彼女が出会うであろうハリーが選んだ3人の男のうちから、花鹿のことを生涯守ってくれる夫を選べと言うものだった。
そして夫となる者が決まったその時に、花鹿自身が背負っている宿命について話すと告げる。
しかもその3人が誰なのかは秘密で、当の夫候補達にも花鹿のことやゲームのことを知らせてはいないという。
突然のことに戸惑い、夫候補に出会ってもそのことに気付かないのでは、また気付いても自分が振られるのではと不満を漏らす花鹿だが、大丈夫だと自信満々のハリーに押し切られ、渋々ながらも「夫捜しゲーム」を始めることになる。
そしてハリーは花鹿と兄妹のように育ってきた華僑財閥"倣家"の若き総帥・倣立人に対して、「花鹿が夫として誰を選ぶのか、その相手が夫として相応しいかを、花鹿の傍にいて見届けて欲しい。」と、倣家へのより強固な支援を対価にして依頼をする。
立人は複雑な感情を抱きながらも、倣家の未来のためと自制してこれを引き受ける。
花鹿はハリーが突然言い出したこの謎の「夫捜しゲーム」を訝みつつも、忙しさ故に年に数度しか会えない立人と「夫捜しゲーム」が終わるまでの間は一緒にいられることを無邪気に喜ぶ。
それに対し立人は、実の妹以上に大切に思ってきた花鹿が生涯の伴侶を選ぶのを傍で見守り続けなければならない日々に苛立ちを感じていたが、このゲームによって立人自身の人を見る眼を試されているのではないかとも考えた立人は、倣家の総帥として気を引き締めてこれに取り掛かる。
その後、花鹿は立人に見守られながら世界各国でそれぞれに輝くような魅力を放つ3人の男と出会い、お互いに惹かれ合う。
だが「夫」という存在がどういうものなのか理解出来ずにいる花鹿は誰も選べずにいた。そんな中で花鹿の背負う宿命は、早くも彼女と彼女を取り巻く男達を大きな運命の渦へと巻き込んでいく。
<wikipediaより引用>