こんな急に 手に入ったものは やっぱりまた急に消えて行っちゃうのかなあ ――でも 今はただうれしくて うれしくて……
人物 | 桐山零 |
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漫画名 | 3月のライオン |
コミック | 第7巻 |
タイトル | 66話『陽のあたる場所』 |
新人王獲得を将科部のメンバーと祝っている合間の台詞。
3月のライオンとは
5歳で将棋の棋士になった少年・桐山零(きりやま れい)は、幼い頃に交通事故で家族を失い、実父の友人で棋士である幸田の家に内弟子として引き取られたという経歴を持つ。
心に深い傷を負ったまま棋士となった零は、高校へ進学せずに幸田の家を出て、東京の下町・六月町にて1人暮らしを始める。
その後、零は1年遅れで高校に進学するも周囲に溶け込めず校内で孤立し、将棋の対局においても結果を出せずに低迷する。
自らの境遇を停滞していると感じていた零は、酔いつぶれていたところを介抱されたことがきっかけで、橋向かいの三月町に住む川本家と出会い、夕食を共にするなど、交流を始めるようになる。
そんな折、獅子王戦トーナメントにて、義姉の香子を巡る因縁を持つA級棋士・後藤も参加することになり、後藤との対決に零は気を強めるが、ライバル・二海堂の兄弟子であるA級棋士の島田を軽く見ていたことを島田本人に見透かされ、準決勝の対局で完敗する。
その後、島田と後藤の対局を見た零は、島田の研究会に参加する。川本家、二海堂や島田、高校の担任である林田や放課後将棋科学部(将科部)の面々と出会い、少しずつ零の心境に変化が生じるが、進学後しばらくして、川本家の次女・ひなたのいじめ問題に関わることになる。
いじめられていた同級生をかばったことで自身がいじめの標的になり、それでも自分がしたことは間違っていないと言うひなたを見て、自身が抱えていた心の傷から救われた零は、何があっても彼女を守ることを誓う。
同じ頃、新人王トーナメントの対局中に二海堂が倒れ、二海堂が重い病気を隠しながら将棋を指し続けていたことを知った零は、二海堂に千日手を仕掛けて棄権に追いやった山崎を決勝で破り新人王になる。
新人王トーナメントに優勝した零は、その足でひなたの修学旅行先である京都まで行き、一人河川敷にいたひなたの元へかけつけた。
その後、ひなたのいじめ問題がひととおり解決し、将科部の面々から新人王獲得を祝福された零は、名人位のタイトルホルダーである宗谷との記念対局に臨む。
そこで零は、宗谷が突発性難聴を抱え、耳が聞こえないことを知ることになる。
夏休みに入り、将科部で行った流しそうめんをきっかけに、零が通う高校に進学したいことをひなたが告げ、零は家庭教師としてひなたの受験勉強を支援する。
無事高校に合格したひなたは、入学後すぐに友人もでき、そのようなひなたの学校生活を零は遠くから見守り安堵し、時にひなたに近づく男子生徒を発見した際はすぐさま彼女の元へかけつけるなど、平穏な日々が訪れる。しかし、川本家の祖父・相米二が不整脈で入院した直後に、家を出て行ったはずの川本家の父親が突然3姉妹の前に姿を現し、一緒に暮らすことを提案する。零はその目論みを阻止するため川本家に介入し、川本家の人々がいる前で、将来ひなたと結婚することを宣言する。
<wikipediaより引用>